残業手当が付いていなかったこと、給料明細を見て、分かっていました。入社したばかりだから、研修中だからだと思っていましたが、その期間が過ぎて、楽しみな給料日にいただいた給料は、全然変わっていなかったので、落胆したというか、基本給もそのままですし、私はこのままの金額で働くことになるのだろうか、そう思うとショックでした。そして、数ヶ月後にはボーナスがあることを聞いていたので、もしかしたら、そんな期待をしながら、働く原動力としていました。でも、タイムカードをコピーしたり、残業時間のメモは必須だと感じたので、そのままチェックし続けたのです。
ところが、ボーナスも期待以上の金額を見ることもなく、働いた残業代も無視されていることに気づきました。面接をしてくれた所長さんにいろいろ聞いたのですが、待遇も当初と変わっていて、私が聞いたことは何だったのだろう、疑問は増えていきます。同期で入社した仲間は転職した人もいれば、体調を壊して、休んでいる人も出てきました。私もギリギリです。朝が6時に家を出ないと、間に合わないですし、帰りは24時過ぎです。寝る時間が取れないといったことで、もうクラクラでした。
インターネットで見つけた我々の味方となるホームページを見つけました。どうしようか、転職を覚悟しました。でも、新しい仕事が見つからないと、駄目だと焦ります。ちょうどいいタイミングで、大学の先輩だった人から「うちで働かないか」とメールがきたとき、「やった」と開けた気持ちになりました。手続きのスタートです。残業代請求は、初めてでしたが、まさかこういった訴訟を起こされるとは思っていなかったようでした。黙ったままみんなが去っていったこともあって、意外な反抗を受けたような顔をしていました。和解といった形は請求額の振り込みです。心のストレスもこれまでのいろいろが吹っ切れて、とても楽になりました。
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